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北朝鮮のトップを暗殺するコメディ映画「ザ・インタビュー」が公開中止 ※追記 [映画]

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ソニー・ピクチャーズ・エンタテイメント(SPE)は北米で12月25日公開のコメディ映画
「ザ・インタビュー」(原題:The Interview)の封切を中止すると発表しました。

先日、SPEに対して大規模なハッキング攻撃がおこなわれて
大量の個人情報や内部データが流出する事件が起きました。

その後、ハッキングしたと思われるグループから犯行声明がおこなわれ、
北朝鮮のトップ金正恩の暗殺をテーマにしたパロディ映画
「ザ・インタビュー」の公開中止を要求していました。

また、同様の脅迫は北米の大手映画館チェーンである
リーガル・エンターテインメント・グループや
AMCエンターテインメント・ホールディングスなどにも送られて、
同作品を公開した場合は新たなテロをおこなうと脅していたようです。
大手映画チェーンの4社はこの脅迫によりFBI(米連邦捜査局)の
捜査が完了するまでは上映を中止(延期)すると表明していました。

TheInterview_stop.jpg
これらを受け、SPEは「ザ・インタビュー」の公開を
正式に中止すると表明する事になり、
予定されていた先行上映なども全て中止となりました。

ネット上では「ザ・インタビュー」を公開した映画館に対し
テロ攻撃をおこなうとの脅迫が確認されており、
この脅迫でFBIは犯人を逮捕しました。
犯人はSPEに対してハッキングをおこなったグループの1人と主張しているようです。


「ザ・インタビュー」はトーク番組の司会者2人に
北朝鮮の金正恩へのインタビューが許され、
その後にCIA(中央情報局)に雇われて金正恩を暗殺するコメディ映画。

主演はセス・ローゲンとジェームズ・フランコ。
制作費も50億円といわれており、今回の中止はSPEとしても影響が大きいかも。
北米では「テロに屈した」と非難もされてますが、
不特定多数の人がやってくる映画館が攻撃されて
被害者が出る可能性もあるので難しい決断だったと思います。

本当に北朝鮮が関わっているとすれば、
映画好きだった父である金正日やディズニー大好きの兄である金正男なら、
こんな問題にはならなかったかも。


※追記
この後、SPEは23日に当初の公開中止の方針を転換し、
北米の独立映画館で約300館での公開に踏み切る事になりました。
また、同時に北米中心としてネットで同作を同時配信をおこないました。

公開4日で劇場での売り上げが280万ドル(約3億円)。
ネット配信は配信4日で1500万ドル(約18億円)をはじき出してます。
今回の問題は北朝鮮ではなく、悪意あるハッカーの可能性もありますが、
結果的にSPEにとっては好調な数字をはじき出してますね。

公式サイト「The Interview」(英語)
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