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グラン・トリノ [映画]

クリント・イーストウッド監督と主演の新作
グラン・トリノ」を観ました。

妻に先立たれ、家族とも距離を置く頑固な老人。
その隣に引っ越してきたアジア系移民の家族。
彼の持つ名車グラントリノを移民の青年が盗もうとするが…。

この映画は常に平坦に進んでいく映画だ、
極度に盛り上がらず、極度に盛り下がらず。
ただ、一見平坦な流れは非常に力強く輝いていて、
一つ一つを丁寧に、かつ繊細にスクリーンに表現してる。
年の離れた青年の義父であり、友人のように
そして血の繋がった家族よりも、より家族のような繋がりで。
人種差別や暴力の無意味さを照らし出しつつ、
人と人の繋がりの大切さを教えてくれます。
この映画を観て、泣いてる人、笑ってる人、退屈な人
さまざまな感想を持つと思いますが、
とてもクリント・イーストウッドらしい映画だと思う。
タイトルの「グラントリノ」で、オチは予測できちゃいますが、
クリント・イーストウッドが自らにトドメを打った傑作です。

今作で俳優を引退とも囁かれるイーストウッドですが、
80歳にせまる彼が監督主演でこれだけの映画を
作り上げたのにはオドロキです。
「スラムドック$ミリオネア」に続き連続で
面白い!と思える映画が観れたのは正直嬉しかったですよ。
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