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HFR3D(ハイ・フレーム・レート3D)って何? [映画]

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今までの映画は1920年代から毎秒24フレームと決まっていました。
35mmフィルムでも、デジタルシネマであっても同じでした。
撮影する側が秒間24フレームで撮影を行っていたためです。
そのため、上映の際も24フレームが映画の常識となっていました。

まず、秒間24フレームとは?
1フレームは静止画で、静止画(1コマ)が次々と表示される事で動画となります。
パラパラ漫画を思い浮かべて頂ければわかりやすと思います。
1秒間に24コマが表示され、動画として認識できるわけです。
つまり、秒間48フレームなら、1秒間に48コマが表示され、
秒間60フレームならば、1秒間に60コマが表示される事になります。
一般的に、1秒間のコマ数が増えれば動きが滑らかに見えるほかに
3D上映は特有のチラツキの軽減になるといわれています。

「ホビット 思いがけない冒険」のピーター・ジャクソン監督が、
撮影からHFR3D(ハイ・フレーム・レート3D)で行いました。
HFR3Dは従来の秒間24フレームの倍になる秒間48フレームで撮影が行われ、
より滑らかに、かつ3D上映のチラツキが軽減する事になります。
3D映画の普及に大きな貢献をしたジェームズ・キャメロン監督も
「アバター2」「~3」でHFR3Dでの撮影を明言しており、
秒間60フレームを望むが秒間48フレームになる事もあると話しています。
ピーター・ジャクソンとジェームズ・キャメロンの両氏はHFR3Dの普及を唱えており、
「ホビット」と「アバター」の人気シリーズで普及が広まると考えられます。

このたび、デジタル上映用で映画館用のDLPプロジェクター
(主流メーカーであるChristieとNEC)のソフトウェアをバージョンアップする事で、
劇場でのHFR3Dへの対応を可能としています。
現在、対応している劇場でのみHFR3Dの上映になりますので、
全ての3D上映劇場でHFR3Dの「ホビット~」が観れるわけではありません。
ホビット 思いがけない冒険」の公式サイトでHFR3D対応の劇場記載されていますし、
最寄の劇場に問い合わせて確認する事で調べる必要があります。

HFR3Dで、より滑らかかで迫力のある映像が観れるようになり、
3Dのチラツキも軽減し、作品の臨場感がある鑑賞が可能となります。
より、作品に没頭できるようになるのではないでしょうか?

「ホビット 思いがけない冒険」は解像度の高いIMAXでも上映がされますが、
IMAXもHFR3Dに対応してるIMAX劇場、HFR3Dに対応してないIMAX劇場があります。
IMAXに関してもHFR3Dは事前に調べておく必要があります。
公式サイトでIMAX+HFR3D対応してる(12月13日現在)劇場はこちらです。

「ホビット 思いがけない冒険」のIMAX+HFR3D上映劇場(公式サイトより)
ユナイテッド・シネマ札幌 (IMAX HFR3D字幕版、IMAX HFR3D吹替版)
ユナイテッド・シネマとしまえん (IMAX HFR3D字幕版、IMAX HFR3D吹替版)
109シネマズ川崎 (IMAX HFR3D字幕版、IMAX HFR3D吹替版)
109シネマズ湘南 (IMAX HFR3D字幕版、IMAX HFR3D吹替版)
109シネマズ名古屋 (IMAX HFR3D字幕版、IMAX HFR3D吹替版)
ユナイテッド・シネマキャナルシティ13
 (IMAX HFR3D字幕版、IMAX HFR3D吹替版)

公式サイト「ホビット 思いがけない冒険
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